
国内派を海外旅行へ導く国は
もともと国内旅行派の私にとって、海外旅行は準備が大変で億劫になってしまうのですが、ここだけは一生のうちで一度は訪れておきたいと思っている国があります。それがドイツです。そう人に言うと、なぜドイツにと不思議がられますが、おそらく不思議に思われる方は、12月のドイツがいかに華やかに変身するかをご存じないのだと思います。クリスマスを迎えるにあたって、ドイツ全土にはクリスマスのための市であるヴァイナハツマルクトが立つのですが、大都市には大規模な市が立ち、小さな村にもそれなりの規模の市が登場するのがおもしろいところです。つまり、まさに今この時期にドイツに行けば、どこに行ってもクリスマスマーケットを楽しめるという訳です。ヒュッテと呼ばれるかわいい山小屋風の屋台からは、ウインナーが焼けるおいしそうなニオイが漂ってきたり、アツアツのホットワインが売られています。クリスマスマーケットにしかない食べ物も多く、特にこのホットワインは、クリスマスマーケットの終了とともに姿を消してしまいますので、ドイツに行ったらぜひとも味わいたいところです。都市によって食べ物にもワインにも、そして飾り付けや売られているものにも違いがあるため、ぜひとも比べて楽しんでみたいと思っています。